「喜ん」「暑い」についての考察

先般、「喜ん」「暑い」についてはてなダイアリー評議会が開催され、投票の結果両者とも削除されることが決定した。これを誤爆という観点から考察する。
「喜ん」と「暑い」はともに活用する自立語(つまり用言)であるが、前者は連用形撥音便、後者は終止形というところが大きく異なる。従って、考察もそれぞれ別に行わなければなるまい。

「喜ん」
この単語は一語で文節を構成することができない。従って、自立語ではあるが「不完全な」単語である。このことから、「喜んだ」「喜んで」などは全て誤爆であるという考え方ができる。
「暑い」
この単語は終止形であるため、「完全な」自立語である。従って「意味」と同様に考えることが出来るだろう。

投票においては、「喜ん」が削除が圧倒的多数だった(存続:削除:どちらでもよい=39:481:63)のに対し、「暑い」は存続が削除の約4割の得票(存続:削除:どちらでもよい=137:329:141)であった。このことは、上のような両者の単語としての性質の違いも影響しているのではないだろうか。