三文字の数字キーワード

二文字の数字キーワードと異なり、各キーワードへの対応はまちまちである。現状では存続しているものが多い。このようにユーザー間の合意が見られない現状では、三文字の数字キーワード全体に対する是非を論じることは、無意味であると考えられる。
従って、ここでは一般論にならい、いくつかの個別事例から、考察を行うことにする。
なお、誤爆の多寡の基準は、評議会にかけられた「スク」を目安とする。(1日10〜20件、誤爆率50%以上)

100

列車の車両形式。解説は100系への誘導となっている。100という数字は車両形式以外に使われることの方が遥かに多く、実際に1日100件以上の誤爆を生んでいる。登録は現実的ではない。

171

災害用伝言ダイヤル。解説は誘導ではない。直近の言及を調べたところ、12/18〜12/24までで、誤爆率は100%だった。nozorinne氏の調査によっても、誤爆率は55/55で100%とのことである。リンクスコアも20程度であり、これ以上意図的に下げることは困難である。誤爆の頻度を考えると、削除して括弧付きへの移動がベターと思われる。

802

2つ作成されている。

  1. FM放送の周波数。解説はFM802への誘導となっている。
  2. 規格名。解説はIEEE802への誘導となっている。

直近の言及を調べたところ、12/18〜12/24までで、誤爆率は28%(キーワード自体への言及は除外)。内訳は、正解18(無線10、ラジオ8)、誤爆7、キーワード自体4。誤爆は散見されるが、この2つのキーワードで言及の7割をカバーしており、誤爆の絶対数誤爆率としては低い。リンクスコアで対応できるレベルではないだろうか。
ただ、論争発生後に802.11a802.11b802.11gが作成されており、これによって言及の捕捉のふるまいがある程度変化する可能性があることを注記しておく。

結論

三文字の数字キーワードは、多くの場合誤爆を多数発生させることがあり、登録することは好ましくない。
ただ、誤爆の可能性が多くない(50%未満であることが最低条件)と判断される場合(解説も辞書的役割が認められることが望ましい)に、誤爆率調査を行うことを前提として、登録が容認されることもわずかながらあるだろう。