「アニソン歌手」のイメージの変化

70〜80年代におけるアニソン歌手というのは、アーティストとしてはやはり低く見られていたように感じる。それはその昔声優が一段低く見られていたのと同じで、どちらも裏方的役回りというイメージがつきまとっていたのだろう。実際、影山ヒロノブは当初「KAGE」という別名を使ってチェンジマンの主題歌を歌っていたという例もあるし。
このマイナスイメージからの脱却に貢献したのはやはりスパロボ。昔のアニメを発掘すると同時に、主題歌をBGMに用いることで、アニメソング自体への関心を高めたという点でその貢献度は高い。
スパロボ関連のCDの発売状況を調べれば何かが分かるかも知れない。

追記(id:gmax:20041120#p2さんの意見を受けて)

確かに「裏方的役回り」と言うよりは「所詮子供向け」というレッテルと言ったほうが正しい気もしました。
スパロボ以外のアニメソングへの貢献、と言ったら何なんでしょうか。これはアニメソングだけと言うよりアニメ自体のイメージの変化に関係しているような気がする。宮崎アニメやガンダムなど、アニメファンの裾野を広げ、アニメ産業の拡大に大きな貢献を果たした作品がある。また、70年代に子供だった人が大人になったことで、「古き良き時代のアニソン」を知る世代が、アニソン歌手に対する再評価を行ったというのもあるのだろうか。
あと案外、作品を無視したタイアップが、逆に「古き良き時代のアニソン」への回帰運動を生んだのかも知れませんね。そんなことはないか。