愛知万博記念硬貨

404 Not Found : 財務省
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記念硬貨発行のニュース自体はだいぶ前の話で既に抽選も終わっているわけなのですが、昨日ABCテレビの夕方の情報番組「ムーブ!」で、これについて取り上げられていた。
視聴者からの疑問に答えるコーナー(ムーブ!の疑問)だったのだが、質問は2つ。

  1. 愛知万博記念硬貨の値段はなぜ額面よりべらぼうに高いのか
  2. 抽選前なのにコイン業者が通信販売の広告を出している(しかも財務省の価格の倍以上)のはなぜなのか

上のリンクを見てもらえれば分かるが、1万円金貨が4万円、千円銀貨が6千円と確かに高い。
で、もちろん番組の取材班は造幣局に行って話を聞いてきた。回答は次の通り。

  1. 記念硬貨は額面以上の価格の原料を使うことが法律で定められている。加工費・人件費・輸送費などを入れ、さらに利益を1割ほどのせた価格になっている。利益は全て国庫に入る。
  2. コイン業者に便宜を図るなどということはあってはならないことである。抽選はコンピュータで行っているが、検事など第三者立会いのもと、コンピュータの操作も造幣局以外の者が行うなど厳正に行っているので、不正の入る余地はない。

ちなみに金貨銀貨のセットを約13万円で予約受付していたコイン業者によると、「協力者の名簿などを使って人海戦術で応募するので、これだけの値段になります」とのこと。まあ当たり前だわな。手間暇かかってるってことやんか。
私はこの回答でものすごくすっきりしたのだが、なぜか出演者は「すっきりしない」と言う。大谷昭宏とか噛み付きまくり。額面より安い値段で作るのが不透明だとかぬかしやがる。どこが不透明やねんな。もはや意味不明。おまえは原料費が額面より低いせいで偽造されまくった「天皇陛下御在位六十年記念十万円金貨」を知らんのか。相変わらずなんでもかんでも批判したがる人々でした。
実際の話、記念硬貨を通じて造幣局やら愛知万博の意義やらを批判したかったのだろうが、至極まっとうな答えが返ってきてしまったので微妙なところを批判せざるをえなかったんだろうな。