仮面ライダー響鬼

要するに今回のシリーズは今までの平成ライダーとは違う見方をせねばならんようだ。
戦闘フィールドは大自然の中ばかりのようだし、何より最初から主人公のキャラが人間として出来ている。
これまでの平成ライダーは、イケメンと言う要素もあったが、主人公の成長(役的にも、演技的にも)という要素が大きかった。細川茂樹を主人公に採用し、また既に5年以上響鬼をやっていると言う設定により、大人としてのライダーを描こうとしているわけだな。必然的に子供達は明日夢の視点で番組を見るようになる。
「鍛えてますから」に象徴されるのは、体力的な強さだけではなく、精神的な強さも持ち合わせているということである。それが今回の明日夢の苦悩と対比されているのか。
時折挟まれるミュージカルは、「音楽」がテーマというのと、話が重くなりすぎないようにするためってのもあるんだろうな。