ファイナルファンタジーXIIの音楽

FFTを担当した崎元仁氏ということで、かなり期待していたのだけれど。全体的には調和が取れていてよくまとまっているのだが、私としては心に響いてくるものがなかった。
FFTグラディウスVなど、崎元氏はキャッチーな曲も作れるはずなんだから、もっと良い意味で「耳障り」のある音楽を作って欲しかったと思う。最近のFFもそうだが、多分、FFXIIは映像が主というところがあって、それであまり音楽が前に出すぎないように作曲家への指示があったのではないだろうか。一番良かったのは「ビッグブリッヂの死闘」のアレンジだった*1っていうのは正直悲しいですよ。ゲーム自体は面白いし、崎元氏の実力は評価しているだけに、実に残念だ。
そういう意味で言うと、植松伸夫氏の音楽は、メロディラインが美しい曲から、ゲーム音楽らしい自己主張の強い曲まで、「耳障り」のある曲ばかりだったと思う。
なお、割と気に入っているのは、ボス曲「剣の一閃」とフォーン海岸の曲。あとは、残念ながら大部分があまり記憶に残っていない。これほど記憶に残らないのも珍しいくらいだ。アンジェラ・アキ交響詩「希望」も気に入っているけど、崎元氏作曲じゃないので除外してます。


いつもなら有無言わさず買ってたサントラだが、本気で買うかどうしようか迷う。

*1:iTMSで配信されたら、シャレじゃなくこれが一番DLされそう