FFXIIシナリオ感想

クリアしてだいぶ経つんですが、シナリオの感想書くと言っておいてほったらかしにしてました(爆)以下ネタバレ
FFTを担当した松野泰己氏がシナリオ作りに関わっていたので、もっとドロドロするかと思ったら、渦巻く陰謀とか裏切りの連続とかそういうのはあまり前面にでてこなくて、結構王道だったように思います。まさに大河ドラマ風。
ただ、いろんなところで言われてますが、後半のシナリオの適当さが目立つ。いろんな伏線を回収し切れてないように思うし、最終ダンジョンが薄すぎです。バハムートあんなにでかいんだから、エレベータでラスボス一直線とかはやめて欲しかった。
あと、キャラの掘り下げが足らなかった。ヴァンは最初から最後まで影が薄いし、アーシェの最後の叫びも唐突だし。バルフレアフランの出会いとか描かれるんだろうな、と思ってたら全然出てこないし。オキューリアの存在もよく分からんまま終わったし。外伝とかXII-2で補完ってのは勘弁して欲しい。
それもこれも、延期しまくったのと、松野氏が途中降板してしまったのが大きく影響してる気がする。延期に延期を重ねて、これ以上のばせないってところで仕方なく発売したのではなかろうかね。松野氏が健在なら、彼の構想通りのものができたと思うし、延期を重ねたとしても、シナリオの改変も少なかったのかも知れない。
いろんなサブイベントに関しては、これ以上ないくらいのボリュームで、高評価を挙げられるのだが、メインシナリオの尻すぼみ感が実に惜しかった。