とらドラ!

アニメ完結とともに、小説も完結したようです。
小説10巻分をやったので、若干駆け足になってたところもあるが、後半に向かうにつれ勢いが出てきた。ラスト近辺の超展開とクオリティの高さは特筆ものだった。
こういう少年少女が出てくる話では、一人くらいためになることを言う大人がいたりするのだが、この「とらドラ!」にはそういう大人は全然いなくて(かろうじて担任の恋ヶ窪先生がまだマシなくらい)、竜児や大河たちはすべて自分の力で選び取っていかなくてはならなかった。そんな中、彼らが自分たちで選んで少しずつ成長していく様を丁寧に描いていたように思う。