浜松出張

浜松に出張したのは、お客様へシステム移行を提案しにいくためだった。事前情報によると、どうやらWindows NT 4.0で、サーバも10年近く使っているとのこと。どうしてそんなシステムをほったらかしにしておいたのかというのもあるが、とにかく一刻も早く新規システムへリプレースする必要があるのは明白だった。
で、行ってみたわけだが、実際に見るとすごい。

  • CPUはPentium III Xeon
  • Windows NT 4.0
  • Office 97搭載
  • テープドライブ(DAT)がフルピッチSCSI接続っぽい。当然バックアップなんか取ってない
  • Cドライブが残り2MB。再起動したらたぶん二度と起動しない
  • ウィルス対策ソフトは入ってるが、間違いなく期限切れ
  • サーバは再リースを繰り返していた。もちろん保守切れ

ノーガードどころか、踏み台にされてると思いますよ。と思ったら、流石に担当者はやばいと思っていたたらしく、数年前の設置場所移動の際に、ネットから切り離してスタンドアロンにして運用していた。グッジョブ。
ちなみに、サーバには運用対象となるソフトウエアが入っているのだが、当然のことながらサポート終了していた。ハードウエアソフトウエア、OSの三拍子揃ってノーガード。
とりあえず、一刻も早くデータを取り出した方がよいと懇切丁寧に説明したのだが、そこで出たお客様(部門のマネージャ)からの驚愕の一言。

このサーバに入ってるデータの保存期間があと20年なので、このサーバーをあと20〜30年は運用したい。

絶対無理です。