アップルシード

昨日の就職活動日記の所で書きましたが、id:wakaco氏と有楽町で映画。本当はイノセンスを見に行く約束をしていたのだが、日程が合わず今回のアップルシードとなりました。以下感想。
どうしても同時期に公開されたイノセンスと比べてしまうのだが、非常に話が分かりやすい(当たり前)きちんと舞台設定してくれたり、「行政院」「立法院」とかのテロップがあったりしたのも良かった。「脚本がしっかりしてるので、ハリウッドに持って行っても十分通用する」と誰かが言ってたのには激しく同意。映像でごり押ししたイノセンスより、こっちをカンヌに出した方が良かったんじゃないのか?
さて映像面だが、イノセンスには及ばないものの、もう十分なクオリティ。トゥーンシェイドについては賛否あるだろうが、私は正解だったと思う。いかにモーションキャプチャ使っていても、細かな表情、仕草を完全にコピーするまでには至らず、そして完全に近づけば近づくほど、違和感が増えていくのも事実。やはり人間をCGで表現するのは難しいと改めて思った。だが、ごまかすと言ったら悪い言い方だが、セル画タッチにして「これはアニメなんだ」と主張しているから、CG人間の不完全さも許せるのかもしれない。
あと音楽が凄い。各界の著名アーティストが映像見て曲を作っているから、これ以上ないくらいのマッチングを見せていた。テクノやらオケやら色々あったが、近未来だし無国籍だし、全然違和感を感じなかった。アーティストが凄い曲作ってくれたってことなのかな。何でそう思ったのかはよう分からん。
もう既に「アップルシード2」の製作が決定しているそうだが、この勢いで作れば十分いいのが作れると思う。ただ、脚本だけはしっかり作って欲しい。四角い会社を傾けさせたような映画だけは作らないでくれ。