東京小旅行その1

金曜日に、休日出勤の代休を使って東京に行ってきました。目的はこれ→http://www.leonardo2007.jp/
フィレンツェウフィツィ美術館が誇る名画、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」が東京国立博物館で特別公開されているというので、日帰りで行ってきたわけです。

受胎告知

「受胎告知」は、かつてモナ・リザツタンカーメンを展示した本館特別5室での展示。一番奥に作品を飾り、緩やかなスロープがつづら折りになっている構造で、たくさんの人が見やすいようになってます。
当日は平日かつ雨が降っていたので、開館直後にしてはあまり人は多くなかったと思います。まあそれでも作品の目の前は人だかりができていて、「立ち止まらないように!」と盛んに警備員が言ってました。
作品は、さすがレオナルド・ダ・ヴィンチという印象。一点透視法、空気遠近法、衣服の詳細なひだの表現、とにかく細かい。良かったです。
平成館2階でやってた第二会場は、彼の遺した膨大なスケッチを元に、色々な模型が展示されてました。残念ながら、スケッチの実物は展示されていませんでした。博物館の展示と言うよりは、科学館の展示っぽい感じでした。

東京国立博物館平常展

特別展を見た後は、本館・平成館・東洋館・法隆寺宝物館と一通り見てきました。
本館では、「日本美術の流れ」と銘打って、日本の様々な美術品が展示されています。天下五剣の1つ、三日月宗近が展示してないかな、と思ってたのだが、残念ながら展示しておらず。安綱(重要美術品)、来国俊(国宝)、行光(国宝)が見れたからよしとするか。
近代美術コーナーでは、上村松園の「焔」が良かった。能「葵上」に出てくる六条御息所の生霊を題材としていて、おどろおどろしい雰囲気が伝わってきました。撮影OKの作品だったので、思わず一枚。
平成館では、日本の考古物が展示されていました。特に、古墳時代の銀象嵌銘大刀(国宝)が圧巻。75字の銘文と、馬やら魚やらの銀象嵌文様に大興奮でした。


平常展、と言っても頻繁に展示物が替わるみたいなので、もし東京に住むことがあれば、通っても良いかな、と思いました。