攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL 2.0

ミッドランドスクエアシネマへ見に行ってきました。
基本的にセル画部分はいじっていなくて、CG処理と音声新録がされてました。
今回、人形使い家弓家正から榊原良子に変わったのだが、えらくエロい人形使いになってました。押井守が「榊原さんの人形使いが見てみたい」と言っていた理由が分かる気がします。
CG処理ですが、オリジナル版でも最先端の技術を使っていたのですが、やはり10年の技術進歩は大したもの。ラストシーンの、バトーのセーフハウスで、鏡に映ったコドモトコがアップになっていく所などは、映像の劣化がほとんどなくてすごいなあ、と実感。
今回、オープニングとダイビングのシーンで素子自体がCGで描かれていたのですが、やはりセル画と混ざると違和感を感じざるを得ませんでした。今回そんなに予算もなかったでしょうし、一番力を入れたい部分だけやったのでしょう。
あと、オリジナルはブルー系の配色になっていたのに対し、今回はオレンジ系に大幅色調変更。地味にすごいことやってくれます。
そもそもオリジナルが13年も前の作品なので、リメイクしたことで違和感を感じるところはなきにしもあらずですが、今後の作品のための実験として色々やってみたということなんでしょうかね。


これから見に行く人は、オリジナル版を見てから映画館で2.0を見てもらいたいと思います。どこが変わったのか、どこを変えなかったのか、が分かると思うので。