ルーブル美術館展@京都市美術館

以前東京上野でやってたのが京都に来たので、行ってきました。平日の午前中だったので、思ったよりすいてはいました。しかし京都市美術館自体がそんなに広くない美術館だったので中は結構な人でしたが。
出品物が、でかい絵画が多かった*1ので、狭い館内で細部まで見ようと人が滞留する滞留する。完全に動きが止まってる所とかもあって、なかなか見づらかったです。館内配置の限界の様な気がしますが、そもそももっと広い所でやれなかったのかなと思います。
配置はさておき、出品物はさすがに豪華でした。フェルメールレンブラントルーベンスといった17世紀ヨーロッパを代表するそうそうたる画家の作品がガンガン展示。こら人も立ち止まるわ。
フェルメールの「レースを編む女」は、小品ながらも人を惹きつけて、黒山の人だかりができてました。まあ近くまで行かないと見れない状態なので、立ち止まるのも無理はないですが。
私が気になったのは、「襲撃」という作品。一件森を描いた風景画なんですが、実は森の中で農民が追いはぎに襲撃されてる場面を描いた絵。これはどこに飾るつもりで描いたんでしょうか。よりにもよって襲われてる場面て。非常に気になりましたが結構謎です。
あとは、カルロ・ドルチの「受胎告知 天使」「受胎告知 聖母」。マリアに受胎告知する天使の顔の絵と、それを聞くマリアの顔の絵が別々に一対で描かれています。2枚を交互に見ながら、「あんた子供生まれるよ」「マジで!」みたいなことを想像してしまいました。
70くらいの作品が展示されていましたが、行けば間違いなくどれか気に入るのが出てくるでしょう。ちょっと配置は見づらいですが、それを補ってあまりある作品が出ている、よい展覧会でした。

*1:うみねこのなく頃に」のベアトリーチェの肖像画並にでかいのがわんさかです