魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 感想

本日、「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」を、見てきました。場所は例によって109名古屋です。
公開から3週間たった平日午後の回だったのですが、席は4割から半分程度埋まっていました。なかなか盛況です。どうやら、私以外はほぼ全員リピーターのようでしたが(笑)
スクリーンの入り口前で、スタンプサービスまたはA3ポスタープレゼントを行っていました。スタンプカードの配布は既に終了しているので、私はポスターをもらいました。正直、ポスターは別にいらなかったのですが、とりあえず言われるがままにフェイトを選択。即座に丸めて鞄に収納したため、絵柄は見てません(爆)
ちなみに、パンフレットは売り切れで買えませんでした。再入荷は109名古屋のサイトによると2/18。また今度買いに行くしかないようです…。

ストーリー

さて内容ですが、なのはとフェイトの出会い、そして友達になるまでを、ジェエルシード事件という出来事を通して描く物語です。私は「A's」の6話までしか見てない人なので、「なのは」はほぼ初心者と言えますが、そのような私でも、十分理解し楽しむことができました。初見の人でも分かるようなストーリーになっています。
基本的にはテレビ版1作目(私は未見)のリメイクと言うことらしいので、ストーリーが進むのが結構早いんですが、まあまあ許容範囲。なのはが「何をすればいいの?」とユーノの助力嘆願を受け入れるところは、流石にちょっと合点が良すぎないかと思いましたが。
ただ、後半で挿入される、フェイトの出自を描いた回想シーンは、少し長く感じました。元々あったテレビ版をベースにしているためかも知れませんが、もう少し簡潔にまとめられたような気もします。もっとはっきり言うと、山ネコのメイドさんは出さなくても良かったような気がします。彼女は人気あるキャラなのかな?
あと、少しかじったA'sでも思ったことなのですが、やはりなのはは小学三年生とは思えません。一番大きいのは、語彙力(というか台詞回し)が小三のレベルじゃない。「私たちの全てはまだ始まってもいない」という名台詞も、小三相当のフェイトに言わせるのは、どう好意的に解釈しても、少し無理があります。もちろん、そのメッセージ性は理解できるものなので、これは脚本(というか原作者)の考え方の問題なのかな、とも思いましたが。

作画

作画は、うるさいコアなファンも納得の出来だと思いました。
例えば、変身シーンは、普段着の分解から、各パーツの装着までを一つ一つ丁寧に描く力の入れよう。途中で下着の描写まで入るのは、ファンサービスなのかなとも思いましたが、一般向けに劇場版としたんですから、個人的には不要だったと思います(そこここで挿入されるパンチラもしかり。)
バトル描写は、さすが「魔砲少女」と言われるだけあって、射撃や砲撃シーン、それには圧巻。空戦シーンも、ドラゴンボールマクロスとはまた違う、ビル破壊しまくりの激しさ。見応えがありました。
しかしなんと言っても一番だったのは、「これが私の全力全開!」と放たれるスターライトブレイカー。「A's」でも見ていたのですが、初使用の場面はこうだったのか。膨大な魔力が一点に収束して放たれる様に、劇場で見て良かったと思いました。まともに食らったフェイトには悪いんですが、爽快感があってちょっと感動。本作品では描かれていませんが、あの技を編み出すのに、ものすごい努力で「知性」と「戦術」を磨いたのでしょうね。

音楽

音楽は、劇場版用に新録音されたようですが、「innocent starter」のアレンジBGMが聞こえました。テレビ版からのファンへのサービスということなのでしょうね。また、水樹奈々による挿入歌PHANTOM MINDS「Don't be long」は、フェイトが再び立ち上がるシーンで使用。さすがに分かっていらっしゃる。あまりにもベタだが、やはり燃えます。

最後に

「MOVIE 1st」となっているので、おそらく2作目も作られるでしょう。「A's」のストーリーになるのかは分かりませんが、次回も良い作品も作ってもらいたいと思います。

魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st オリジナルサウンドトラック

魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st オリジナルサウンドトラック

PHANTOM MINDS

PHANTOM MINDS