京都市、コンビニの深夜営業規制を断念

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100225-OYT1T01036.htm
環境対策と言うことで鳴り物入りで検討され始めたのですが、やはり断念と言うことになりました。
「CO2の削減効果は限定的」ということらしいですが、そもそも検討会議にコンビニの業界団体が参加しなかった時点で無理筋でしょう。コンビニ深夜営業がなくなった場合の経済への悪影響はCO2の削減効果を遥かに上回るのは素人で考えても分かるし、一部業界を狙い撃ちにするようなやり方がまずい。あと、市長が「深夜に寝るのが望ましい」とか市民のライフスタイル転換を強制しようとしたのも問題でしょう。


この記事を見て思い出したのですが、鳩山首相が口走っちゃった「CO2の1990年度比25%削減」を、半ば無理やり達成するために、現在温暖化対策基本法の具体化が行われています。経済団体がしきりに反対を唱えていますが、例によって聞く耳を持たないようです。聞く耳を持たないのはいつも通りなのでもう仕方ない感じですが、とにかく拙速には決めないで、じっくり議論して欲しいですね。下手すると、日本経済にとどめを刺すことになりかねない。
つーか、この政府(と民主党)は、なんでいろいろなことを早急に決めようとするのでしょう。成果を焦ってるのか、スピード感と拙速を履き違えてるのか。