ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲 感想

http://www.zeb2.jp/index.html
1日は映画の日ですべて1000円だったので、長谷川等伯展を見に行った帰りにふらっと梅田ブルク7で「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」を見てきました。
ちなみに、前作は見てません。なのにこれを選んだ理由? …待ち時間が一番短かったからだよ!(笑)

ストーリー

前作から15年後、西暦2025年。東京から改名された「ゼブラシティ」では、都知事相原公蔵とその娘ユイ(ゼブラクイーン)により政治が行われている。1日2回、5分間だけ人を自由に殺していい「ゼブラタイム」の導入により、劇的な治安効果を上げていた。そんな中、かつて人類をエイリアンから救ったゼブラーマン・市川新市は、すべての記憶と変身能力を失った状態で、ゼブラシティの道端で目覚める…。


前作を見ずに勢いでチケットを買ってしまい、大丈夫かな、と一瞬思いましたが、そんなことは全く杞憂でした。設定からして、前作の15年後。東京が「ゼブラシティ」になりました、ゼブラーマンは記憶喪失です、てな具合に、前作を知らなくても楽しめるようになっています。
三池作品特有の暴力描写は健在、でも実写ヤッターマンのようにバカなシーンもたっぷりといった感じです。正直、寒いギャグもかなり多いので、見る人を選ぶのですが、私は嫌いではないので、こういうノリはOKでした。
ちなみに、特撮ヒーローもののくせにアクションシーンがしょっぱいんですが、この作品の本質ではないので、まあいいでしょう。むしろわざとやってる様な気もします。

キャスト

キャストは、とにかくゼブラクイーン役の仲里依紗の好演が光っていました。悪だけども内心に不安を抱えるゼブラクイーンの演技が新鮮で、でもはまっている。20歳でこの演技はすごいとしか言いようがないです。彼女の演技を見るために見に行ってもいい、と言っても良いぐらいの出来です。
作中でココリコ田中がしきりに「ゼブラクイーンエロいよー!エロすぎるよー!」と垂れ流してるのですが(笑)、まさにその通り。実写版ヤッターマン深田恭子と同等、いやそれ以上に、とにかくエロい。
完全に趣味としか思えないエロい衣装、しつこいぐらいのカメラワークも、仲里依紗の新しい魅力を引き出してくれたのではないでしょうか。

まとめ

宮藤官九郎脚本・三池崇史監督という、どう考えても悪ふざけにしかならないような組合せが、うまい具合に昇華されていました。残念ながら万人受けしない作品ではありますが、仲里依紗の演技(とエロさ)と、バカさ加減を十二分に楽しめる作品として、存外の高評価を付けたいと思います。

おまけ

本作品、声だけですが、水樹奈々が出演してます。結構、いやかなりひどい役です。そこに使うかよ!と正直思いました。