坂東三十三所の旅 岩殿観音・吉見観音編

先々週、日帰りで坂東三十三所を2ヶ所ほどお参りしてきました。今回のターゲットは、東武東上線沿線。
実は越生にももう一ヶ所あるのですが、越生はお寺だけじゃなくて街も観光したいと思いましたので、また別の機会です。

出発は池袋

出発は池袋駅です。実は池袋は家から自転車で来れないこともないのですが、帰りの体力を考えて、今回は電車です。
にしても相変わらず池袋はよく分かりません。街には行っても、駅自体に行くチャンスはそれほど多くないので、まだ慣れていないのでしょう。
東武東上線の、急行森林公園行きに乗ります。行き先は、高坂駅。大東文化大学のある駅です。池袋駅から1時間弱で着きます。

第十番札所 正法寺(岩殿観音)

高坂駅から、東武バス鳩山ニュータウン行きに乗って、大東文化大学バス停で下車*1。バス停の目の前に、「岩殿観音」という看板が掛かっており、まず迷うことはないでしょう。

トンネルをくぐって、鬱蒼とした森を抜けると、門など無くいきなり境内です。というか、完全に裏口です(笑)
観音堂は、修理中のようで、足場がかかっていました。

しばらく行くと、裏を向いた仁王門に出くわします(写真は表側から)。仁王門からは、長い下り坂になっている参道を見ることができます。

なお納経は、仁王門正面から向かって右手の建物で鐘を叩くと、担当の方が出てこられます。
静かで厳粛な雰囲気の良い寺でした。

第十一番札所 安楽寺(吉見観音)

高坂駅に戻って、東上線で一駅、東松山駅で下車します。東松山駅の駅舎はなんだか小洒落ています。駅舎自体はすごい頑張ってますが、他の町並みが追いついてない感があります(笑)

ここから「鴻巣免許センター」行きへのバスに乗ります。ちなみにこのバス、30分に1本しかありません。
しかもしんどいのはここからです。「久保田」というバス停で降りると、「吉見町役場前」という交差点がすぐ近くにあります。ここから北に向かって(役場のある方向です)30〜40分ほど歩くと、吉見観音があります。延々と長い道を歩かされますが、比較的一本道で、迷う心配はそれほどしなくてよいでしょう。(久保田バス停から吉見観音までの経路図
ちなみに、久保田交差点から10分ほど東に行ったところにある道の駅「いちごの里よしみ」で道を聞いたのですが、徒歩だと1時間くらいかかると言われて愕然としました。実際、道の駅からは1時間弱かかったように記憶しています。一応証拠写真を貼っておきます。というか、道の駅に徒歩で来るなと自分に言いたいですね(笑)

車道からの最後の分岐には、看板が立っていてわかりやすいです。

そこから、短い参道があります。左手には土産物屋もありますが、私が行ったときはもう閉店間際でした。
安楽寺の仁王門です。

仁王門をくぐると、結構開けた境内がひろがります。真正面に本堂、向かって左手には三重塔が建っています。


本堂には、左甚五郎作と言われる虎があるらしいのですが、どうやら外陣上方の欄間にあるらしく、中をのぞいてみましたが当然暗くて何も見えませんでした。開帳の日などを選んで行かないと見ることはできなさそうです。

ここも静かで、結構手入れもされている品の良いお寺でした。これでもう少しアクセスが良ければ言うことはないのですが。吉見町には吉見百穴や、岩室観音などと言った文化財・史跡が点在しているので、可能なら自動車を使った方がよいのかもしれません。

なお、帰りは乗ってきたバスにそのまま乗って、鴻巣駅から高崎線で東京まで戻ってきました。

*1:帰りのバス停は、大学の入り口まで歩かないといけないので、若干注意が必要です。