三井記念美術館:奈良の古寺と仏像展

http://www.mitsui-museum.jp/
日本橋三越前にある、三井記念美術館で奈良の古寺と仏像展を見てきました。

三井記念美術館について

三井記念美術館は、三井本館の7階を用いて美術館としています。三井本館は重要文化財のため、いろいろ設備には気を遣っているようです。入り口は隣の日本橋三井タワーから入って行く形になります。エレベーターで7階まで上がると、重厚な作りの展示室が現れます。

展覧会について

奈良に点在する古寺からそれぞれ出品してもらった、仏像や美術品を展示するという趣向になっていました。また、奈良を愛した歌人・美術史家の會津八一にスポットを当てているのも特徴です。

おすすめ展示品

西大寺に伝わる塔本四仏像が20数年ぶりに一堂に会するというので、それを目当てに行ったのですが、なかなか壮観でした。4体が並列に並んでいるので、その表情の違いをじっくり鑑賞できます。
意外な所でのおすすめは、東大寺の四天王立像。鎌倉時代らしい写実的な躍動感あふれる姿がかっこいいです。
また、国宝の法隆寺夢違観音が出品されていたのは僥倖でした。悪夢を良い夢に変えてくれるという柔和な笑みを堪能することができました。

感想

様々な寺の仏像が見れるので、比較するのが楽しい展覧会です。あと若干マニアックな展覧会なためか、人はかなり少なかったです。ゆっくり仏像を鑑賞したい人にはおすすめです。