映画ハートキャッチプリキュア! 感想

http://www.toei-anim.co.jp/movie/2010_hc_precure/
体調も回復したので、なんばパークスシネマで「映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?
」を見てきました。というのも、大阪市内で上映しているのはもはやここだけ、しかもパークスシネマも最終週で、12:50からの1回のみという縮小態勢。東京都内は完全に終了しているので、このチャンスに賭けるしかなかったわけです。
さて、最終週ということもあり、空いてるかなと思って今日を選んだのですが、何の何の。思いっきり混雑してやがりました。正月三が日だというのに7割方埋まっており、私以外はほぼ全員親子連れでした。確かに市内唯一の上映館で、かつ1日1上映のみなので、混むのはある意味道理とは言えますが、少し予想外でした。
ちなみに、小さなお友達だけにもらえるプリキュア映画来場者プレゼントは、当然ながらもらえませんでした。一応聞いてみたけどね!

あらすじ

公式サイトに載っているストーリーは草稿段階で公開してしまったのか、実際のストーリーとかなり違います。以下は私が作品をさくt見た上で適当にまとめたあらすじです。
えりかの母のパリ進出記念ファッションショーのモデルとして同行することになったつぼみたち。パリ市街でつぼみが出会った少年は、砂漠の使徒サラマンダー男爵と旅をしていた。つぼみは少年をオリヴィエと呼ぶことにし、モデルになることを提案する。モデル練習の中でつぼみたちの温かさに触れるオリヴィエだったが、彼は世界の破壊を目論む男爵によって、満月の光を浴びると狼男になる体にされていたのだ。破壊を願う男爵と、チェンジを望むつぼみたちの間で揺れるオリヴィエの決断は。そしてプリキュアの運命は如何に・・・。

総評

つぼみたちがなぜパリにいるのか作中で一切説明されない(大体想像は付きますが)など、若干不可解な所はありますが、映画としてはよくまとまっており、非常に面白かったです。
つぼみたちが、オリヴィエに対して、自分の過去をふまえた上で四者四様の関わり方をしていて、うまくキャラを立てています。4人とも同様に見せ場を作るのは難しいので、よくやっているなと思いました。
ただ、切った貼ったの立ち回りや必殺技とかよりもドラマ部分が長いし、若干回りくどい構成になっているので、見ているお子様は少しきつかったのではないかと。かなり対象年齢は高めと思われます。ただ理解できれば面白いという感想に至るのは容易でしょう。

雑感

まあ最終週なので、もう各所で散々語られてると思いますので、あとは思ったことをつらつらと書いておきます。
つぼみは結構惚れっぽい性格で、序盤ではいつきに恋していた位ですが、今回のオリヴィエに対する感情は半端ではないです。激しいと言っても良いくらい。オリヴィエが一人で男爵の元にいってしまったと聞いて、勝手に外に飛び出していって挙げ句の果てに泣きじゃくるとか尋常ではありません。実際にいたらとっても危ない感じなんですが、オリヴィエの心を動かすにはこれくらいの激しさが必要だったのかも知れません。
バトルですが、そんなには多くないです。前半でのコンコルド広場のオベリスクをモチーフとしたオリヴィエのデザトリアンは、長い体躯の造形を生かして、引きの画とアップの画のメリハリを付けたダイナミックな戦闘で盛り上げてくれました。後半は、やはりモン・サン・ミッシェル崩壊から、プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラが炸裂するまでの流れはやはり圧巻。巨大女神が、一度は引き戻されながらも、ライトの力で盛り返すのは、見ていて爽快感があります。
変身シーンは、物語終盤では少なくなったブロッサム単独変身と、初出となるマリン&サンシャインの変身シーンに注目。バンクを巧みに編集しており、飽きません。特に、青と黄色のパフュームが交差するのはなかなか新鮮です。ただムーンライトはいつも通りなのでまあいいでしょう(笑)
藤原啓治さんのサラマンダー男爵が、例に漏れずやたらとかっこいいです。「今度のプリキュアはおせっかいだな。」などとつぶやく所とか、本当に痺れます(笑)

おまけ

上映後、既に春休み公開のプリキュアオールスターズDX3のパネルが掛かっているのを発見。スイートプリキュア含めて21人、いくら何でも多すぎです。収拾着くのかコレw
http://www.toei-anim.co.jp/movie/2011_precure_allstars/