宇治旅行その2 三室戸寺

平等院のあとは、メインイベントである三室戸寺へ向かいました。実は、この日宇治では「宇治十帖スタンプラリー」をやっていて、ついでにスタンプを押して回っていたのですが、これが行けなかった。
いくつかスタンプを押して、三室戸寺に行こうとしたところ、雨がぽつぽつと降り出してきました。すぐやむと思っていたのですが、実はこの日は午後から大雨になるという予報だったらしく、三室戸寺に着く頃には、ひどい雨に。さらに、持参した折りたたみ傘の骨が折れて使い物にならなくなるというアクシデントまで重なって、かなりさんざんな状態でした。

三室戸寺

三室戸寺西国三十三カ所の第十番札所。アジサイシャクナゲが見所の庭園があったりするのですが、今はシーズンオフ。紅葉も期待できるのですが、少し時期が早かったようです。
三室戸寺の本尊は二臂の千手観音。なぜ腕が二本なのに「千手観音」なのかというと、元はもっと大きな千手観音像の胎内仏として作られたからです。千手観音像自体は火災で失われましたが、胎内仏である今の本尊は、難を逃れたということです。
さて、いよいよ本日のメインイベント、本尊御開帳内々陣特別拝観へ突入です。本尊御開帳は84年ぶり、内々陣拝観は明治時代以来といいますから、そうとうレアです。次はもうないと言えます(笑)
ちょうど私が着いた頃は、雨がかなり降っていたこともあり、お客さんもまばらで、ゆっくりと見ることができました。厨子の奥にいらっしゃった観音様は、大きさは一尺二寸(約36cm)で、かなり小振り。宝冠を付けていたり、腕を手前で組んでいたりと、飛鳥時代の仏っぽい姿をしていました。小さいながらも存在感のある本尊でした。

三室戸寺宝物殿

いつもは毎月17日しか開いていないのですが、秋の特別拝観と言うことで、土祝日も開いていました。
中には阿弥陀如来三尊像があったのですが、脇侍の観音菩薩勢至菩薩が非常に特徴的。というのも、脇侍が正座してる姿なのです。観音菩薩の方は、足の裏を見てもらうために、特別に後ろを向いていました。なので、足の裏もばっちり拝ませていただきました。

おまけその2

ラブプラスin三室戸寺。これ撮ったあと、若干雨が小降りになりました。ありがたや。