鎌倉・江ノ島への旅 その1

ついに坂東三十三所巡りを思い立ち、日曜日に鎌倉方面へ行ってきました。一気に書き上げると大変なので、何回かに分けて書くことにしました。今日は旅日記その1です。

旅の方針

今回は、鎌倉付近の坂東三十三所霊場に参拝することが目的です。ただ、鎌倉だけではなくて江ノ電にも乗ってみたかったので、鎌倉の4カ所の霊場を全部回るのではなく、無理しない範囲で行けるところにだけ行くことにしました。
使ったきっぷは、JRで発売している「鎌倉・江ノ島フリーきっぷ」。通年発売で、鎌倉・江ノ島エリアのJR線、江ノ島電鉄線、湘南モノレール線が乗り降り自由となります。今回の旅にはうってつけのきっぷです。
ちなみに、私が寺社仏閣巡りをする場合、基本的にレンタカーやタクシーを使わず、できるだけ公共交通機関を利用する方針でいます*1

杉本寺 -坂東三十三所第一番-

まずは坂東三十三所第一番、杉本寺へ行くことにしました。まずはJRを乗り継いで、鎌倉駅へ。朝9時だというのにかなり人が多いです。
鎌倉駅から、金沢八景方面行きの京急バスに乗って杉本観音バス停で下車。杉本寺は鎌倉最古の名刹。ですが、さすがに鎌倉でもだいぶ奥地のへんぴなところにあるため、人はあまりいませんでした。鎌倉駅周辺のごった返しぶりとは大違い。
入り口から上を見上げると、苔蒸した鎌倉石の石段が上まで続いています。風化しすぎて上るのが危険なため、実際に上るには脇に新設された階段を使うことになります。

境内は、「奉納十一面杉本観音」と書かれたのぼりが建ち並び、静かで落ち着いた雰囲気が境内全体を支配しています。本堂は萱葺きの風情を感じさせる建物*2

報国寺 -竹の寺-

杉本寺から少しだけ歩くと、報国寺があります。臨済宗建長寺派の禅寺ですが、ここの庭園は見応えありです。
200円を払って庭園へ足を踏み入れると、見渡す限りの竹、竹、竹。報国寺は別名「竹の寺」と呼ばれるほど、この庭園は有名なようです。日曜日はかなり暑かったのですが、林の中はひんやりとしていて快適。木の力はすごいです。

入園時に500円払えば、庭園内の茶店でお抹茶をいただくことができます。竹林を見ながらの一服もまた一興。


杉本寺も報国寺も、鎌倉も、比較的人出は多くない方なので、喧噪を離れたいときにはおすすめです。

*1:ただし、坂東三十三所の場合は、車を使わないと物理的に無理なところもあるので、ちょっと考え中です。

*2:ただし、本尊を安置するために後ろの部分をコンクリートで増築したようなのが若干の興ざめポイント。裏には回らない方が無難。