鎌倉・江ノ島への旅 その3

鎌倉・江ノ島日帰り旅行の旅日記、第3回目です。バックナンバーは→その1その2

まずは八幡宮沿道にて

とりあえずネタ写真から。鶴岡八幡宮沿道には、鳩サブレーの製造元、豊島屋の本店があります。鳩サブレー自体は東京駅でも売ってるメジャーな菓子ですが、本店にしか売っていない限定商品があったりするので、行く価値はありです。
せっかく来たので、写真を撮ってきました。下のリンクからどうぞ。
豊島屋本店

江ノ電に乗って

鎌倉界隈は一通り堪能したので*1江ノ電に乗って、長谷観音・鎌倉大仏へ向かうことにしました。写真は江ノ電鎌倉駅です。

休日ともあって、江ノ電はものすごい混み方です。もともと車体が小さく、4両しかないため、混雑するのも道理な訳ですが。

ちなみに、江ノ電は道路上を走る併用軌道区間があり、またその車体の小ささから、軌道法の適用を受ける「軌道(いわゆる路面電車)」だと思っていましたが、実は地方鉄道法に基づく「普通電車」らしいです。だから全長が30mより明らかに長い4両編成とかも可能*2。あーマニアックですね。すみません。

坂東三十三所第四番札所 長谷寺(長谷観音)

http://www.hasedera.jp/
江ノ電長谷駅で降りて、北に少し歩くと*3坂東三十三所の第四番札所、長谷寺(長谷観音)があります。
奈良の長谷寺と同じ名称、開祖も同じ(徳道上人)らしいんですが、奈良の方は真言宗豊山派の総本山なのに対して、こちらは浄土宗系列の単立寺院です(江戸時代に改宗したらしい)。
寺歴からして奈良長谷寺と同根だと主張しているところから、明らかに奈良の長谷寺に倣った部分が多いです。さすがに奈良の長谷寺ほどの歴史はないのでしょうが、遅くとも鎌倉時代には成立していたのでしょう。
ご本尊は木造十一面観音菩薩。右手に錫杖、左手に水瓶を持つ「長谷寺式十一面観音」の形態を取っています。大きさは9.18mで、奈良長谷寺のものより少しだけ小さいです。お堂の中では、本尊のかなり近くまで行って見上げることができます*4
観音堂は9mの仏像を納められるように、奥が高くなったおもしろい形をしています。昭和61年に再建された鉄筋造で、本尊の大きさに合わせて作られたことが分かります。

ちなみに、このお寺では本尊を「長谷大観音」と称しています。英語で書くと「GREAT KANNON」(笑) これはまた、大きく出やがったなあ。

忘れてはならない、長谷観音のもう一つの特色は、アジサイ散策路。「ドキッ!アジサイだらけの散策路!」って感じで、様々な品種のアジサイを見ることができる小径が作ってあります。結構すごい人で、行列になってました。まるで巡礼者の一団です。

かなり人気のスポットなんだなあ、と思ったら、「待ち時間○分、整理番号○番の人が入れます」の看板がでかでかと置いてある。まだ使われてないところを見ると、まだまだ最盛期ではないようです。確かに咲いているアジサイはまだ少なかったですが、これで繁忙期になったらどうなるんでしょうか。正直その時期には行きたくありません・・・。


次回は、鎌倉大仏参拝の様子を書きます。

*1:実は鎌倉には坂東三十三所の札所がまだあるのですが、それはまたの機会に

*2:軌道の場合は、全長が30m以下という規制がある

*3:長谷駅からの道のりは、交通量が多いくせに歩道が狭く、観光客が多いので、結構危険です。注意。

*4:奈良長谷寺の場合は、たまに行われる本尊ご開帳の時でないと、見上げる形では拝めない