メリープラスマス2010

http://www.konami.jp/products/loveplus_plus/plusmas.html
六本木の東京ミッドタウンで行われた、ラブプラスのクリスマスイベント「メリープラスマス2010」に行ってきました。「十羽野高校の実行委員会主催によるクリスマスパーティー」という体裁をとった、本格的なイベントです。
高嶺愛花小早川凛子姉ヶ崎寧々の三人が歌を披露したり、ラブプラスのキャンペーンや新作情報の紹介、また東京ゲームショウでも好評だった愛情表現発表会があったりと、いろいろ盛りだくさんのイベントでした。

地方でも、配信でも

これまでこのようなイベントというと、東京のみ開催で、参加できる人も限られていることが多かったのですが、プラスマスはその辺もきっちり考えられていました。
今回のイベントにおける、コナミの力の入れようたるや相当のもので、東京まで来ることがなかなか難しい全国の彼氏に楽しんでもらおうという、強い心意気が感じられました。
まずは、地方の彼氏達にも参加してもらおうと言う趣旨で、ミッドタウンの「六本木本校」の他、全国6ヶ所のJOYSOUND直営店のパーティールームを貸し切って、パブリックビューイングとして「分校」を開校。さらに、現地に行けない人のためにも、ニコニコ生放送で配信。タイムシフト視聴をサポートしているので、当日その時間に見れない人でも見ることができました。
全国の彼氏に同じようにイベントを楽しんでもらおうという意味では、ほぼ満点といえるイベント展開だったのではないでしょうか。唯一残念なのは、各地のPVへの参加者が少なく、東京以外は満員にならなかったこと。ニコ生で見れることが、逆にPVの価値を若干損ねる結果になってしまったのは否定できない所です。このデメリットを軽減させるためにも、六本木本校と少し価格に差をつけたりしても良かったのではないでしょうか。

ミッドタウンへ

さて、私は運良く抽選で六本木本校でのイベントに当選しましたので、チケットを持って意気揚々とミッドタウンに向かいました。しかしさすがに六本木、クリスマスシーズンともあって、昼間でもかなり人が多かったです。ミッドタウンでも、クリスマスのセールやイルミネーションを目当てに、人でごった返していました。
ミッドタウンの案内板には、こんな感じでイベントの表示が。熱いです熱すぎます!

コナミスタイルのアンテナショップも、ラブプラス関連の新商品の発売日も合わせて来たこともあって、いつもに増しての盛況ぶり。私もクリスマスシャンメリーラブプラスのピンズを何種類か購入しました。3000円以上買うとカード型のカレンダーがもらえるため、まとめ買いする人々も多かったですね。かくいう私も、その一人ですが(笑)

デキシーズ六本木店開店

さて、パーティーは19時からだったのですが、その前にプレイベントとして、ゲーム中に登場するファミレス、デキシーズの六本木店が開店していました。ぶっちゃけ、場所はただの会議室で、ファミレスというよりは社員食堂っぽい場所でしたが、そこはご愛嬌。要は、早く来た人のためのウェイティングスペースなんですが、それを逆手にとった演出はありだと思います。
店内では、ピザハットとスタバが協賛しており、フードメニューを提供。メニュー自体はラブプラス用と言うわけではありませんでしたが、キチンとメニューを用意したことをまずは評価すべきでしょう。できればゲーム中に登場したナポリタンとかを用意して欲しい所ではありましたが…。
なお、社食的な雰囲気を少しでも緩和しようと、いろいろ演出は行われておりました。pixiv・講談社との協賛企画である「カノジョの思い出イラストコンテスト」の応募作品が壁に貼られていたり、ラブプラスiPhoneアプリで使えるARマーカーを掲示していたり。
あまり店内の写真はないのですが、私のiPodで撮ったコンパニオン衣装のリンコを貼っておきますね。

開場前にちょっとお出かけ

開場まで時間があったのと、デキシーズ内が結構暑かったので、涼むのを兼ねて、ミッドタウンのイルミネーションを見に行ってきました。
まずは、ミッドタウン1階のイルミネーション。左から右へ「Merry Christmas」の文字やクリスマスをイメージした絵柄が流れていきます。おそらくLEDでしょうか。動画で撮れば良かったと家に帰ってから気づきました(笑)

ミッドタウン2階のサンタツリー。写真では分かりづらいですが、小さなサンタが多数集まって、1本のツリーを形成しています。一つ一つが違った格好をしていて、なかなか可愛いです。

ついにプラスマス開始


18時になり、開場。定員は500名とのことで、大きなホールですがほぼぎっしりと席が置いてありました。
ホール前のエントランスには、クリスマスツリーや、記念のケーキも展示。PV会場にも同じものが置いてあったとのこと。でも聞く所によると、クリームでデコレートしただけのハリボテらしいです・・・。

クリスマスツリーの前にはお三方のサンタコスプレ等身大POPも置いてあったのですが、暗くてちょっと写せませんでした。残念。
今回のプラスマスでは、ドレスコードの指定があり、「皆さんオシャレしてきて下さいね!」とお願いのアナウンスがされていました。ドレスコードとは言っても、カジュアルでも「オシャレ」してればよいという程度の、いわゆるネタに近いものではありましたが、会場でのスーツ率は8割程度と非常に高かったです。多少ハードルは高い試みではありましたが、結果として、かなり一体感は高くなったので、私としては良かったと思いますね。
開始15分くらい前から、3人の事前アナウンスが始まりました。いわゆる諸注意ってヤツです。前面の巨大画面には、カウントダウンを示す時間表示が。そして、司会の森一丁氏の呼びかけに導かれて、内田統括プロデューサー・石原プロデューサー、ミノ☆タロー氏が登場。ついにプラスマス開始です。

歌うラブプラスとベストイベント

まずはJOYSOUNDでも流れている、3人の歌から。愛花が「ラムのラブソング」、寧々が「MUGO・ん…色っぽい」、凛子が「そばかす」。それぞれがなぜこの歌を選んだのかという理由も語られていましたが、洋楽しか聴かないはずの凛子の説明は…「ていうかYUKIちゃん神じゃん!」…理由になってないよw
続きましては公式サイトで募集していた、ベストイベントベスト10の発表。一位はやはり熱海旅行でした。熱海旅行に関して、凛子もコメント。「実は結構わがまま言って困らせたり、無茶なお願いしたかも…。でももちろんイヤとかじゃなくて、照れ隠しとか。すごく楽しくて…以上っ!」いやー照れながら話す姿が目に浮かぶようでした。
熱海旅行に関しては、裏話というか蔵出しの取材時写真を大公開。ラブプラスで採用されるからあいじょう岬が回収されたというエピソードなども聞けて、ラブプラスの熱海への影響力を思い知った次第です。

様々なコラボ展開

いったんカノジョ3人とミノ☆タロー氏は退場して、内田統括Pと石原Pによる新たなラブプラスとのコラボやキャンペーンが紹介されました。

姉ヶ崎寧々プロデュースのホールズ

まずはのど飴好きのネネさんにあやかって、姉ヶ崎寧々プロデュースの「ホールズ ピンクグレープフルーツ味」が発売決定。ネネさんCMデビューとはものすごいです。専用パッケージも6月から展開されるとのことで、かなり本格的です。既にプロモーションムービーが公開されており、ネネカレじゃない人もグラッと来てしまいそうです(笑)

ラブプラスクレジットカードVISA

これは出ると思っていましたが、ラブプラスのクレジットカードがこの冬に登場です。支払いすることで貯まるポイントで、オリジナルのグッズがもらえるとのことですが…ちょっと複雑です。
なお、入会すると自分だけの学籍番号が入った、十羽野高校学生証明書がもらえます。こっちはちょっと欲しい。

日めくりカレンダー

この前カレンダーを売っていたのですが、さらに日めくりカレンダーが登場です。ミノ☆タロー氏の絵柄が365日分用意されていて、カレンダーとしてよりミノさんの画像集として手に入れる価値はありそう。発売日は3/24ですが、既にコナミスタイル通販では予約が開始されております。

ラブプラスアーケード・ラブプラスメダル

ラブプラスアーケードの情報も紹介されました。これまで何回かロケテストが行われていましたが、さらにパワーアップしてくるようです。ファッションショーではアーケード独自の衣装がありそうで、ちょっと注意しておかないと行けないと思いました。

ラブプラスメダルでは、大型メダルゲームグランドクロスとの連携(カノジョとメダルデート)は既に発表されていましたが、カノジョとデートする際、勝手にカノジョがボタンを押してしまったりするそうです。確かにデートっぽいが…ジャックポット阻止されそうで怖いですw

愛情表現発表会!

いくつか新情報が公開されたあとは、TGSでも好評だった愛情表現発表会。我こそはという彼氏が7組登場して、様々な形でカノジョへの溢れる愛を表現してくれました。
カノジョと各地へ旅行に行く「エクストリーム」系の発表あり、カノジョをイメージしたカクテルの発表あり、ぬいぐるみや限定版DSを自作してしまった工作系の発表ありと、そこそこバラエティに富んだ発表だったと思います。あーあとTGSでも話題だった特攻服着た人達もいましたが、あの人達見た目と裏腹に結構いい人達っぽいですねw

再び歌うラブプラス(新曲)

熱いカレシたちの発表で盛り上がったあとに、「歌うラブプラス」新曲の発表がありました。事前に曲は明かされていないため、みんな何が来るのかドキドキだったことと思います。
まずは凛子の曲。魔法の天使クリィミーマミのOP曲、「デリケートに好きして」。元気に歌ってくれた「そばかす」とは対照的な、カワイイ系リンコの魅力が十二分に発揮された、良い選曲。イントロが流れた瞬間、「クリィミーマミ!」と思わず叫んでしまったのは不徳の致すところです(笑) にしても、クリィミーマミは相当古いアニメなんですが、なぜ選んだかとリンコに聞いた所、「弟が見てた再放送にはまっちゃって」とのことでした。
寧々さんは、森高千里の「私がオバさんになっても」。半分ネタとしか思えない選曲なんですが、イメージには合ってるんだよなあ。しかも振り付けもきっちりやってるし(笑) 選んだ理由は「お母さんがよく歌ってた」とのこと。
最後に、愛花は岡本真夜の「TOMORROW」を熱唱。これも愛花のイメージに合った良い選曲でした。曲調を損ねず、しっかりとそれでいて元気の良い愛花の歌声は、心に染み渡りました。この曲は「小六の時に合唱コンクールで歌った曲」とのこと。

お三方とも「らしい」曲を歌っていて、大満足だったのですが、ちょっと曲が古いため、会場内の反応は若干割れていた感がありました。私の年代以上なら、どの曲もほぼドンピシャですぐにノッていけるのですが、若い人々は曲自体を知らない人も多かったでしょうね。完全に内P・石Pの俺得選曲なので仕方がないっちゃあないんですがね。
あと、実はTwitterラブプラス公式アカウントで、サイリウムを持ってきてねーみたいなことがツイートされていたのですが、どうやら他ではあまりアナウンスされていなかったようで、サイリウム率は2割あるかどうかと言った所でした。サイリウムを使うにはちょっと難しい曲でしたし、Twitterでこっそりアナウンスするくらいであれば、1人1本ずつ会場で配ったら良かったのになと思いました。
ともあれ、盛り上がったのは確かですし、デュエット曲3曲や完全新曲も収録されている「歌うラブプラス」CDの発売が楽しみになってきました。どうせなら、動画を収めたブルーレイとか出てくれると嬉しいなあ、とここでつぶやいておきましょう(笑)

じゃんけん大会

ここらでプレゼントを進呈すべく、じゃんけん大会が行われました。商品の中には、先ほどツリーの前に展示されていたサンタコスの等身大POPが。アレって1枚パネルで作成されていて、折り曲げることが一切できないんですけど、どうやって持ち帰るのだろう…と思っていたら、内田Pから「そのまま持って帰る」とのお言葉が。彼氏力を試される激しいプレゼントです。残念ながら私は勝ち抜くことはできませんでしたが…。
ちなみに、あとで聞いた所によると、POP当選者はコナミから郵送してもらえたらしいです。まあ、そうですよね。

3DS版の新情報

皆さんお待ちかねの、「Project ラブプラス for Nintendo 3DS」の新情報。「PVを一緒に検証しましょう」と題して、3DS版発表時に公開されたプロモーションビデオを途中止めしながらの検証作業。縦横両方向表示への対応や、ジャイロセンサーが半端ないと言った所が紹介されていました。3DSソフトの基準作となるような、性能をフルに引き出した作品を作ってもらいたいところです。
その後、新作用のムービーが紹介されましたが、はっきりした中身の情報はそれほどなくて、コンセプト的な所がたくさん紹介されていました。重要なキーワードは「完全新作」「とにかく連携します」「発売日は2.26ではありません!」ってところでしょうか。
完全新作というのは非常に嬉しい所ではありますが、しかし従来からのお付き合いをしている彼氏にとっては、DS版で培った思い出をどれだけ引き継げるか、というのも気になる所です。
アーケードやメダルとの連携が行われることで、様々な筐体をカノジョが行き来して、思い出を作ることができます。何か電脳チックな近未来な姿を想像してしまいました。髪型や名前、服装なども連動しそうな気配です。今後の発表に期待です。
発売日が3DSと同時でないことは正直ほっとしました。「ラブプラス+」の時は、夏旅行、というか熱海のキャンペーンに合わせる為と言うこともあってか、かなり急いで出た印象があって、実際結構バグっぽい動きをしたり、バランス調整がうまくいってなさそうな所もチラホラ見受けられました。ローンチタイトルとなってしまうと「+」の二の舞になるのではないか、という危惧があったのです。しかしローンチでなくなったことで、じっくり作ることができます。あまり遅くなってはユーザーも冷めてしまいますから、ほどほどにはしてほしいですが、きっちりと良い作品に仕上げてもらいたい所です。

ラブプラスプロダクションの設立

http://www.konami.jp/lpp/loveplus/
ラブプラスの成功を受けて、ラブプラスプロダクションが設立されることになりました。私はあまり知らなかったのですが、コナミの中で、独立採算制を取るグループが作られたという意味合いなのでしょうか。より自由で思い切った事業展開ができるようになる反面、失敗はそのまま跳ね返るということなのでしょうね。会場ではその辺が詳しく説明されなかったので、内田統括Pの興奮度合いと会場の温度差がちょっとあったような気がします。まあこれは今後の展開の中で、分かっていくことになるなのでしょう。

最後は…

一連のセッションを終了し、いよいよエンディングです。彼女3人と、会場の観客と共に「きよしこの夜」を合唱。彼女たちは音源ではなく生歌でした。
最後は、みんなで声を合わせて「メリープラスマス!」で締め。予定の2時間を30分もオーバーする、熱いイベントはこれにて幕を閉じました。
ちなみに、帰りにはお土産をくれました。先ほど紹介されたホールズと、イベント特別仕様のシャンメリーです。

全体の感想

今回のイベントは、細かい所は改善点はあるものの、開催形態、内容ともに非常に良かったと思います。以前は若干ファンの方を向いていないような企画もあったのですが、今回は、地方のファンへの配慮があったりして、どうすればより多くの彼氏に満足してもらえるか知恵を絞ったのが随所に感じられました。
新情報発表会をこういう形で行えるのは、ラブプラスならではと言ったところでしょう。今後もバレンタインや寧々さんの誕生日など、改善を加えながら、この調子でイベントを展開していってほしいと思います。
あと彼氏の方も、コナミ側の頑張りに対してできるだけ応えるように心がけてほしいと思います。イベントに参加しないで文句言うよりは、参加して文句言う方が、正しいあり方ですよ。

リンク

イベント内容の詳細については、写真を含めてニュースサイトの方が詳しいので、いくつかリンクを貼っておくことにします。
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/1012/24/news025.html
http://www.inside-games.jp/article/2010/12/25/46558.html
http://japan.gamespot.com/ds/news/20424522/
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/030/30207/