スイートプリキュア とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ 感想

http://www.toei-anim.co.jp/movie/2011_suite_precure/
スイートプリキュアの劇場版が公開されたので、早速見に行ってきました。

前説

上映前にいつもの前説が開始されます。すなわち、入場者プレゼント「ミラクルライトーン」の諸注意説明でございます。 当然ながらこのミラクルライトーン、中学生以下のお子様しかもらえません。ハミィが一通り諸注意を説明した後、正座して半眼で「ライト持ってない人は 心の中で応援してね」とか宣ってくれます。なんかものすごくムカつきます(笑)
ちなみに、ミラクルライトーンのようなお子様向け配布品は映画館によって対応が違ったりするのですが、プリキュアの映画の場合は一貫しています。過去作品もいくつかプリキュアは見に行ってますが、どの映画館でも一度たりとももらえたことはありません。お子様連れてかないとだめなんでしょうなあ。

あらすじ

父親のメフィストが正気に戻ったので、メイジャーランドに戻ることになったアコ。そこに謎のハウリング音が響き、街から音楽が失われてしまった。心配した響達は、アコ・メフィストと共にメイジャーランドへ行くことに。そこで彼女らが見たのは、音楽が失われ、荒れ果てたメイジャーランドだった!

ストーリー感想

舞台設定は、公開日の前の週のテレビ放映回の直後。キュアミューズの正体がアコであると分かった所から始まります。テレビ放映に合わせてくるというのは手法としてはベタですが、リアルタイム感が味わえて良いですな。
キュアミューズが加わったので、さぞアコ無双なストーリーなんだろうなと思っていたら、案外そうでもなく、むしろ覆面姿から一気に弱体化した感が。キュアメロディがクレッシェンドキュアメロディへと進化して敵を圧倒する、というストーリーは結構意外でした。全体的には、新たなプリキュアキュアミューズのキャラ掘り下げとしてはありじゃないかな、という印象。私はミューズ推しじゃないのでそんなにテンション上がることもなかったのですが、ミューズ好きの人にはかなり楽しめるのではないでしょうか。

キャラクター

プリキュア登場と言うことで、当然ながら、メフィストとアコの父娘の関係が重点的に描かれていました。しかし、のっけからメフィストいきなり不審者扱いとは(笑) 序盤にメフィストが今までのお礼も兼ねて、アコを人間界まで迎えに来るのですが、窓から家に入ろうとするんですけどね。敵だったときからみんな分かっていたことですが、やはり明らかにメフィストよりアコの方がしっかりしています。頼りないお父さんとしっかり者の娘という関係ですね。


また、エレンがかなりネタキャラしております。例えば、エレンはなぜアコに気づかなかったのかと問われると、 「メガネしてなくて生意気な小娘」だったので、まさか姫だとは思わなかったのだそう。地味にひどいこと言ってるな(笑) 更に響達とメイジャーランドに行く際には、なぜか時代劇の旅の女みたいな格好してるし。「音吉さんの本で勉強した」とか言ってますが、明らかにおかしい。いい感じにキャラが立ってきたので、このまま頑張って欲しいですね。

エンディング

エンディングはテレビと同じ「♯キボウレインボウ♯」です。しかし映像は初公開の4人ダンスバージョン。しかも、エンディング前に館内照明がつき、ハミィが「ダンス可能」とかぬかしやがる。なんという演出。当然曲が流れ出すと子どもたちは踊り始めます。しかも結構踊れてる子が多いのにビックリ。結構ややこしいぞあのダンス。
そして最後に次回作の予告。3月公開、「プリキュアオールスターズが新しく生まれ変わります!」さて、どんな作品が出てくるのでしょうか。今から楽しみです。