Wikipedia「アニメソング」の内容を検証するコーナー 第2回

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B0
とりあえず一番上から見ていこう、ということで。

アニメソング(anime song,略してアニソン)とは、オープニングテーマ(OP、主題歌)、エンディングテーマ(ED、副主題歌)、劇中挿入歌など、何らかの形でアニメ作品に用いられることを念頭に製作された歌曲。

基本的に、はてなキーワード「アニメソング」の一般的定義(「基本主義」)に近いです。ただ、EDって「副主題歌」って言うんですかね。私はあまりこういう表現を聞いたことがないのですが、昔はこういう言い方をしていたのでしょうか。そもそも、EDしかないアニメはED自体が主題歌な気がします。

広義には、アニメ作品に関連して発表されたCDなどの音源(サントラなど)に収録されたイメージソングやキャラクターソングをも含む場合もある。 さらに、既に発表されている歌のそのままの流用やカバーの場合でも、「アニメのイメージに合う」など、製作側の意図があるため含む場合もある。 また、場合によっては、特撮作品で使われる歌も含まれる。

イメージソングやキャラクターソングなど、アニメ関連音源収録曲は、基本的な定義には含まれないとしています。ただこれには異議を唱えたいです。イメージソングやキャラクターソングこそ、そのアニメそのものを表現しようとしたものであって、「何らかの形でアニメ作品に用いられることを念頭に製作された歌曲」と言えるのではないでしょうか。

曲名や歌詞にタイトルや登場する固有名詞(キャラクターや地名、必殺技など)や劇中の情景、世界観、理念を織り込んでいるなど、作品と密接な関係を持たせた例が多い。

これははてなキーワード「アニメソング」の2行目の記述ほぼそのままですね。例が多いとまで言ってしまうのは、タイアップ曲の存在を考えるとちょっと言い過ぎかなと言う気もしますけど。

レコード流通などではしばしば童謡に分類される。

これは昔レコード・CDに物品税が課されていた時代のことで、現在ではむしろ一般曲と同じくくりになっている気がするのですが、後段の「流通事情」で、その辺について触れているので、まあいいでしょう。